![]() | 開発元:KID 発売元:KID 発売日:04/3/18 企画原案・監督:中澤工 シナリオ:打越鋼太郎 |
Remember11とは
"Never7"、"Ever17"に続くinfinityシリーズ3作目となっています。前2作と同じで中澤工さん監督・打越鋼太郎さんシナリオとなっていますが、過去2作が打越鋼太郎さん企画なのに対し"Remember11"では中澤工さん企画となっています。
シナリオはinfinityシリーズらしくループと 閉鎖空間からの脱出というものが軸となっています。また今作では主人公にも声・立ち絵ともに存在します。
シナリオからの考察
過去の2作品に比べ前半から非常に盛り上がるシナリオとなっていると感じます。Ever17で欠点としてよく挙げられる緊張感がない・前半が退屈という点につきましては、大きく改善されていると思います。BADENDが非常に多く選択肢を1つ間違えるだけで死ぬという展開も少なくありません。物語の盛り上がり方といった点では"Ever17"以上と言えると個人的には感じます。
話の盛り上げ方・謎の残し方といった点ではさすが打越さんといった感じで気になるように配置されています。 ただ、終わり方が非常に独特となっており、この点が"Remember11"最大の欠点と多くの批判を集めてしまっています。
ADVからの考察
"Remember11"では複数視点とマルチエンディングというADV独自の強みを非常にうまく使ったシナリオ構成になっていると思います。特にマルチエンディングという点では"かまいたちの夜"や"Steins;Gate"とは別の意味でうまく使った作品であると思います。
"Remember11"ではBADENDでしかわからないことが非常に多くあり、これにより1週目が最も面白い場合が多いADV作品の中では非常に周回プレイを意識したつくりとなています。また、BADENDといっても死ぬだけっで終わるということはなく、「なぜ死んだのか?」「なぜこのようなものが見つかったのか?」などといった疑問を提案する作りとなっており、周回プレイへ向けてストレスの溜まらない作りとなっていると感じます。
残念な点としましては、BADENDを見なければいけないというゲームデザインでありながら、BADENDを未rのが少々めんどくさい作りとなってしまっていると感じます。"街"や"428"のようなシステム的にやり直しのしやすいシステムやフラグの簡易化をしても良かったのではないかと感じてしまいます。
総論
"マルチエンディング・複数視点というADVのなかでも分かりやすい強みを非常にうまく使った作品でありながら、Ever17"の次の作品、終わり方があまりにも独特という2つの点のため、ああり評価が伸びなかった非常に惜しい作品であると思います。SFサスペンスADVの中ではEver17"や"Steins;Gate"に比べればとても粗い作品であると思いますが、ADVの強みを生かした作品という意味では勝るとも劣らない作品ではないかと感じます。
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